セルフ・エフィカシー

セルフ・エフィカシー(self-efficacy)とは、ある状況下で自分は適切な行動をとることができるという「自信」や「期待」を意味します。カナダの心理学者アルバート・バンドューラが提唱した概念で、日本語では「自己効力感」と訳されています。

セルフ・エフィカシーが高いと、新しいことにチャレンジしたり、物事を継続的に進めたりすることがしやすくなります。セルフ・エフィカシーを生み出すには、成功体験、代理体験、言語的説得、生理的状態の4つの方法があります。

成功体験は、自分自身が何かを達成したり、成功したりする体験です。代理体験は、自分以外の他人が達成したり成功したりするのを見聞きする体験を意味します。言語的説得は言葉による励ましのことで、生理的状態は良好な心身の状態を表します。

この中でもっとも強い効力感が期待できるのが「成功体験」と言われています。「成功体験」では、少し頑張れば達成できそうな目標を設定し、その目標をクリアにすることが求められます。ひとつの目標を達成することで自信が高まり、その後も少しずつ目標を上げていくことが可能になります。

また、「代理体験」もセルフ・エフィカシーを高める方法として効果的です。自分と似ている人の成功を見聞きすることで、「あの人ができたのだから自分もできそう」と、疑似的達成感を持つことができます。

 

 

参考:

厚生労働省e-ヘルスネット

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-07-002.html

 

筆者:

相談室 産業カウンセラー キャリアコンサルタント

 

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