精神保健福祉士

精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの国家資格につけられた呼称です。

主な役割として、精神障害者の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練や様々な援助を行います。この職種は、1950年代より精神科ソーシャルワーカー(PSW:Psychiatric Social Worker)という名称で活動してきましたが、精神保健福祉士法の施行(1998年)により国家資格となりました。

 

精神保健福祉士の活動領域は、医療(精神科病院、メンタルクリニックなど)、教育、障害者福祉(就労支援事業所、相談支援事業所など)、高齢者福祉(地域包括支援センター、居宅介護支援事業所など)、行政(保健所、精神保健福祉センター、福祉事務所)など、多岐にわたります。

 

具体的な活動内容としては、例えば医療機関では、入院から退院までの相談に応じ、退院後に支障なく日常生活を送るための援助を行ったり、患者家族や関係機関との連絡・調整を行い、社会参加ができるよう支援します。医療機関以外では、地域での生活を支援する目的で相談支援や生活訓練、就労支援などを行います。更に、精神保健福祉センターや保健所などでは、一般市民を対象としたメンタルヘルス対策を行っています。最近では、ストレスチェック制度において、働く人を対象としたメンタルヘルス不調の未然防止に大きくかかわっています。 (552字)

 

参考:

公益社団法人 日本精神保健福祉士協会HP http://www.japsw.or.jp/index.htm

筆者:

相談センター 精神保健福祉士、社会福祉士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント

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