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部下や家族が話しやすくなる「言葉選び」のコツ
部下や家族が話しやすくなる「言葉選び」のコツ
「簡潔かつ具体的」が相手との距離を近づける
こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。
人からあれこれ言われたり、面倒なことをお願いされたりしたとき「うるさいな」「めんどうくさいな」と思ってしてしまうことありますよね。
それをそのまま「イヤだ」と言葉にして、つっけんどんな返事をすることは、家族や友人、同僚とのやりとりでもありそうです。そのような返事をされると当然相手も「ムッ」となって、そのあとの会話や雰囲気もギスギスしたものになってしまうでしょう。
そういうときはイヤだというネガティブな言葉を感情的に返す代わりに、「今はそのことは話したくない」「今は〇〇〇で難しい」といった、そのことについて話せない、もしくは頼まれたことをやれる状況ではないと、できるだけ簡潔かつ具体的に伝えるようにしてみてください。相手も「そうなんだ」と納得しやすく、お互いがイライラせずにすみます。
拙著『10代のうちに知っておきたい言葉と心の切りかえ術』では、10代から身につけておきたい、社会人になっても役に立つ、このような「好かれる自己主張」の方法についてご紹介しています。
相手が話しやすくなる言葉選びのコツ
具体的に言葉にすることは、ほめるときや相談にのるときにおいても同じです。ほめるときは漠然と「よかった」「すごいね」と言うよりも、「〇〇がよかった」「〇〇がすごいね」など、何に対してそう思ったのかを伝えられるようにします。
上司の立場で悩んでいる部下の相談にのる際も「〇〇の件で悩んでいるなら相談にのるよ」と、相談の内容を具体的にすることで、相手も話しやすくなります。