厚生労働省が6月21日(金)に発表した「労災補償状況のまとめ」によると、精神障害の労災認定件数が475件(前年度比150件増)となり、3年連続で過去最多を更新しました。
そのうち自殺(未遂を含む)も過去最多の93件となりました。
発症の原因は
「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」(59件)が最多、
「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」(55件)、
「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」(51件)、
の順となりました。
また、前年度と比べた増加件数で見ると
「1か月に80時間以上の時間外労働を行った」(前年度比29件増)が最多、
「(重度の)病気やケガをした」(同27件増)、
「上司とのトラブルがあった」(同19件増)、
「セクシュアルハラスメントを受けた」(同18件増)、
「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」(同15件増)、
の順となり、職場での人間関係が影響した労災認定の増加が目立つ結果となりました。
認定者の業種別では、
「製造業」(93件)が最多、
「卸売業,小売業」(66件)、
「運輸業,郵便業」「医療,福祉」(ともに52件)、の順。
年齢別では、
「30~39歳」(149件)が最多、
「40~49歳」(146件)、
「20~29歳」(103件)、の順となっております。/p<>
(出典)
厚生労働省 6月21日(金)発表
平成24年度「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」まとめ
~精神障害の労災認定件数が475件(前年度比150件増)と過去最多~